パスタトングデビュー

先端部分がフォークのような先割れ仕様とスプーン状の対が組み合わせになっているパスタ用に主に用いられるトングを使う家庭に憧れていた。

 

先日の無印良品週間で初めて購入してから機会を伺い続け、Francfrancの深皿を上司からいただいたのをきっかけに、今日出動させようと決意する仕事終わりの道中。

 

家でパスタを作るなんてせっかくの自炊チャンスでわざわざグルテンを摂取しにいく大ワガママミートな気がするから、せっかくなので、厚切りベーコンたくさんのカルボナーラにしようと目論む。

 

まずはスーパーに並んでいるパスタ選びから。

かつて自炊していた時代によく買っていた記憶のある青と黄色のパッケージのパスタが見当たらず、迷った末黄色目の外国っぽいパッケージの100gずつ分けられていて5分の茹でで完成するものをチョイス。

 

次にこの一食の栄養バランス整え枠を担わせようときのこのコーナーに行くと、しめじらしきものがたくさん並んでいる中どれを見ても名称が『ぶなしめじ』。違いがよくわからないけれどしめじ科の仲間だろうと納得させてこちらもジョイン。

 

それから卵。家に残っている今日期限の3個を使い切る予定なので、1パックかごに入れる。価格が直近購入した時より10円ほど上がって税抜173円?になっていた。しばらく安定していたので油断していてドキッとした。

 

あとは本命のベーコン。

厚切りのカルボナーラを妄想し続けていたので絶対に絶対に厚切りが良かったのだが、一目見て値段に驚く。一塊で800円くらい。gで換算すれば大して変わらないかもしれないけれど、今日使い切れなかった分はどうやって保存するのだ?ブロックで冷凍したら解凍してもおいしいの?冷蔵で保存して表面パサパサになったらコストパフォーマンス悪くないか?と思考が巡るも、解決にいたらず、解決策を知ってから厚切りベーコンの夢は叶えよう。4枚×4パックの薄いベーコンにシフトチェンジ。

 

最後に粉チーズはよく見る円筒のものだとつまらない気がして『生にこだわった?パルメザンチーズ』なるものを選びとってみる。消費期限が短いから自炊する気になるかもしれないし。ジップロックに入っているから大さじのスプーンで測りやすいし。うんうん。

 

帰って調理を試みる。

はじめにお湯を沸かす。塩を入れパスタを茹でる。

その間にぶなしめじとベーコンをカットしオリーブオイルで炒める。

豆乳に卵黄と調味料と粉チーズを加えたソースを作成し投入、茹で上がったパスタを投入....ってあれ!?パスタがめちゃくちゃ細い。なのにものすごい量に見える。本当に100gか!?絶対に2人分くらいあるよ。憧れのパスタ用トングを使い無造作にかき分けて量を確かめた。

絶対に2人分くらいあるので先ほどぶなしめじとベーコンを2人分炒めた後ソースを入れる前に明日のお弁当用にと半分避けていたものを慌ててパスタに絡める。もうソースはカピカピなので憧れのパスタ用トングでそれっぽくのせるだけだけど。これで正真正銘2人前のパスタが完成してしまった。

 

味はあんまりだった。

パスタは太めが好みなのに5分茹でのものを選んだのが間違い、ベーコンで塩っけがつくと思っていたがかなり薄味で誤算だったのと、やっぱりカルボナーラは生クリームを使うのが決め手なのかな〜。ボソボソで硬めのラーメン食べてるみたいだった。

塩胡椒を振ったりもう一個卵黄をトッピングしてみたりして完食。

ご馳走様でした。

器と調理器具のおかげで自炊という名のセルフラブできたよ。えらいね〜。

 

桜の断捨離

 

朝日を浴びる桜の木から花びらが散って、光を集めてきらめき舞っていく光景があまりにも綺麗だ。刹那の輝きに地面に落ちている数えきれない同じ桜色の花弁に合流するまで目で追いかけさせられる。

 

もし桜が今の桜色ではなかったら、日本の風物詩は全く違ったものになっていたと妄想した。

ピンクのグラデーションのない真っ白な色だったなら、水面を埋め尽くすように散った桜は花の絨毯と呼ばれる美しさにはならず、地面に落ちた数枚は鳥の排泄物と見間違えてもおかしくはないだろう。

水色だったなら、お花見を酒盛りやピクニックを兼ねてするには食欲減退しやすく、もっと短時間桜を見て帰る会になっていたのではないか。

黒色だったなら、春の花が咲き光が満ち溢れた様子を表す春爛漫の明るい表現からは程遠く、冬の延長として、暗く朽ちていく様子が春の情緒だったのでは?

 

桜の花がだんだん中心が赤くなるのはなぜかというQ&Aを見つけた。

https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=4381&key=&target=

解釈が合っているかわからないが、桜が含むアントシアニンが色素となっており、光合成によりその量が増すと赤色へ変化するようだ。

『「不必要になった器官を保持することに使うエネルギーを節約するために捨てる」利点があると言えるでしょう(断捨離です)。』桜も断捨離するんだ。

 

古くなると花びらの中心が赤くなっていくことに何シーズンもお花見をしてきて気が付いていなかったので質問自体にすごく驚いた。

散りはじめを教えてくれるサインが出てるんだね。明日のぞき込んでみよう。

https://weathernews.jp/s/topics/202203/230145/#:~:text=

『中心部が緑色なら「まだ」、赤くなってきたら「そろそろ散りそうだ」と見分けることができます。』

平日夜のスーパー入店は有罪

お風呂から上がったら散歩に行きたい。

朝から豪雨だった今日帰路に着く頃には止んでいて湿度は高いのにひんやりした風が意外で気持ち良かった。このまま1,2km散歩しようと思っていたのにヨーグルトを買い足すために寄ったスーパーでうっかりアイスクリームを買ってしまったので最速で帰宅しなくてはならなくなってしまった。帰りがてらの散歩は叶わず終わり、うっかりご飯とアイスとお菓子をたっぷりたべて動けないまま、更新を楽しみにしていたドラマを一話観た。お風呂に入ろうかと動いたところで、帰宅直後に入れた湯船のお湯をうっかり冷ましてしまったことに気付く。

冷めたお湯に浸かった後に風が冷たい外に出る気にはならないよね。そもそもいくら良い感じでも湿度が高い場合はお風呂上がりに出るべきでは絶対ない、ベタつくに決まってる。そんな感じでさっきまで魅力的に感じていた要素をやらない言い訳に変え、散歩はやめた。

このあと寝るだけなら食べたご飯はどうやって消化するんだい。とりあえず少しでも温かいお湯を足した湯船に浸かってギルティを減らす。夜のうっかりは負が連鎖するな。

 

こういう日の正解はやっぱり帰りがてらの散歩だと思う。あえなく失敗に終わってしまうパターン

①夕食の後でいいかと後回しにする

結局夕食の後に出来なくても気が向いてないときにそんな日があってもいいので許せる。

②スーパーで余分なものを買いすぎてしまい断念する

あの美味しいものだらけの空間に空腹で入った時点で負け確なのよ。それは仕方のないことで、計画通りに退店するなんてきっとスーパーヒーローになるくらいの覚悟と修行僧並みの理性の抑制が必要なのに、その何をも持たぬ者が調子に乗るな。

平日夜にスーパー行くのはやめようかな。

仕事②軽視される雰囲気は作らない

そういえば前の一件のやりとりは全て電話だったな。

35歳年上の先輩の存在感が思っていた以上に大きかったのだろうか。異動されてから2ヶ月が経って感じた変化がある。

 

予定を入れる際に以前は積極的にこちらまで足を運んでくれていたが今は電話で済ますようになった方がいる。さらにしばらくするとこちらから連絡しない限り事前に通知をくれないようになった。連絡するとあぁあの件ね、ともうとっくに決定事項となっていたようである口振りで。忙しいのかもしれないけど。

一方で、一から十まで説明し明らかにこちらをフォローしてくれようとする立ち回りになった方もいる。こういう方には同じことを何度も説明してもらわなくて良いように積極的に記憶しているアピールをするようにしている。

 

そもそも今までは先輩が受けていたから、実際のところ本当に変わっているのか、もともとこうだったがわたしからは別角度だったので違って見えるだけなのかは不明だが、前者だとしたらこれからの秘書室の運営に致命的だ。手落ちがあってはいけない。

先輩は社内の方を知り尽くしていて笑顔で声をかけてくれて適度に秘密を守ってくれて、緩衝材の役割を担う、秘書に最も求められるスキルを持つ方だった。

憧れると同時に自分には出来ないことに不安を抱いたこともある。ただそれに必要なだけの年齢を重ねてきているとわかったのだから、もう焦らない。私が今できることは 身だしなみ、姿勢、態度、口調を整える事。社長と常に連携を取れている事を示す事。少しだけゆるっと見せて、気軽に話を聞かせてもらえる若さを活かす事。ただし、軽視されるような雰囲気を自分から作らない事。

仕事①予定を入れない日をスケジュール

社長が予定を入れたくなかった日に予定を入れてしまった。来客の予定で仲介をグループ会社の方が担ってくれていて、わたしに日程候補を聞かれた際その日はなんとなく入れたくないんだろうとは察していたのでなるべく避けてもらうか、社長に直接確認を取ってもらうように伝えていたが、どちらもしていただけなかったまま先方と相談の結果8日に決まりました、と知らせを受けたので、そのまま社長にお伝えしたところ、やはりその日に入れたのは間違っていたようだ。

 

どちらもスルーして確定してしまったのにはわたしも驚いた。社長に怒られて、先方のご都合と、わたしは仲介人にちゃんと言ったし...とはじめは思ったけれど、想像にしろ社長に寄り添ってもっと明確に日程の候補を絞るべきだった。今回のようなケースでは先方秘書と弊社社長との間に社内の人間を2名通していて、もう一人の仲介人の方が先方に近いので、調整役として先方の都合を考えやすくなってしまうこと、先方に気持ちよく来ていただけた方が自分の手柄に繋がりやすいこと、などの要素があり、スケジュール決定に至ってしまったのだと考える。このような場合私は今まで仲介人と社長との仲介人として話してきた気がするが、よく考えたら100%社長の秘書だ。何のために社長と話をしやすい環境にいると思っているんだ。物理的コンタクトがとれる距離にいることを仕事に活かさないと、調子に乗った側仕えのように見られるのが一番危ない。

こちらの日程を優先して良い用件だし、明日謝罪と日程変更の伺いを立てよう。

 

確定形で日程を言われると他の選択肢を考えず受けてしまいがちだったけれど、組み合わせたり別日を打診した方が良さそうならして、もっと自分から社長好みのスケジュールになるように提案してみてもいいのかもしれない。

予定が空白の枠はみんな強気で来るからなかなか難しい。ただ空いているわけじゃなくて確認して「入れない日」も前もってスケジュールしていく必要がある。

 

 

人は自分を映す鏡

自分が性格悪くて気にしすぎな故に、相手のことまで悪く思っている事実があるかもしれない。

人が内心で何を思っているか、何のための行動なのか、何から発生した言葉なのか、こちらがいくら推測っても実際のところがわかることはあるはずがない。

それなのに自分から見えている相手の一部を切り取って推測しようとすれば、当たり前に自分の思考回路がトレースされるのではないだろうか。

『自分であればこう思う』『ただ相手の性格はこうだろう』『だから自分が思う中でも相手の思考回路はこれだろう』最終的にどのような結論が導き出されようと根拠の起点は全て自分の思考ありきであるから。断定できるのは自分のことだけだ。そして自分の思い付かないことは当てはめられない。

それならば、相手に思うところがあるのであれば実は自分に思うところがあるというのが自然か。深刻に受け止めなければならない問題だと強く思う。

 

『人こそ人の鏡なれ』『人は自分を映す鏡』

自分のなり振りが身近な人間に影響を与えるものなのだから、思うところがあるのであれば他人から学びまずは自分を正せ という意味で捉えていたことわざだけれど、今は少し違うように感じる。

あくまでも、動きの主体は自分であり、まるで相手はリフレクションするただのミラーであるようなニュアンス。影響を与えるなどと烏滸がましい自己中心的な意識が絡んで歪曲している。もっと自分と相手とを精一杯乖離させなければと、痛く重く感じる。

×自分→相手

相手=自分としてしまうとさらに烏滸がましい。独立した相手一個人が自分の世界に視界に存在する限りの上では自分の一部であるというわけでもない。自分が80億人いることになってしまいちゃんちゃらおかしい。そんな絶望的な世界は耐えられない。  

×自分=相手

 

では結局相手と自分の繋がりは何といえばいいのかわからない。認知の歪みを起こしてきた気がするし全然接続詞が使えず意味不明になってきたので今日はこのあたりでやめておきたい。もう無理だ。わからないけど、とにかく、ピースをはめるのではなく、多角的に自然に広げていきたい。相手の像を作り上げたくない。

△?自分←相手

 

相手の一挙一動を本当にそのまま受け止めることができて自然な自分のレスポンスで人間関係が上手くいく人たちはどうなっているの?何もかもが一致していなくても、軌道を修正したり歯車を回す手法が性格の良さか地から湧いているのか?

○?自分⇄相手

 

気にしすぎて身動きが取りづらいというのであれば相手の思考や言動を無駄に深読みするのではなく自分の性格の悪さを気にするのが有意義だ。わたしは気にすべきところが間違っていた。性格の悪さを棚に上げて『気にするわたし』という性格が良さげに見える演出の自分に酔っていただけだ。反射していたのは性格の悪い自分だ。

春を生きていこう

今日はいつものお風呂上がりルーティーンをこなしてからも体がしばらくあたたかいままだ。すぐに爪先まで冷えてしまうのが当たり前になっていたのに。

 

今年初めてコートを着ないで外に出た日だった。日中は薄手のセーター1枚で汗ばむほど暑くなった。最高気温27℃。冬終わり春通り越して梅雨と夏の暑さがやってきたのか。

この週末前は桜の開花が初めの予想日より10日遅れるほど例年比で寒い日が続いていた。だから開花は一昨日始まったばかり。上野恩賜公園はまだ蕾がほとんどで、ときどき上の方の枝に開いている集合が見えるくらいだったが、この暑さで同じ木でも朝と昼見た時では印象が異なるほど開花が進んでいたかと思う。

春爛漫あたたかい空気に包まれて桜もきっと咲きたいだろうなぁと思うから、蕾はきっと困惑していると思う。一緒に居た人が「早咲きの桜がありがたいね」と言っていた。開花界のパイオニアということになるのだろうか。確かにこの気候の中蕾の子たちを先導するように今日見頃を迎えてくれてありがとう。またお花見にきたいな。

 

お風呂上がりに昨日おろしたばかりのパジャマを着て良い気分。桜に少しオレンジを足したようなピンク色で、ストライプ模様と柔らかいカーブの襟が可愛いんだ🌸

長袖で、温度や湿度が違うからか昨日とは身に纏っての着心地が違っている感じがするけれど、綿の肌あたりが優しくて嬉しいのは今日も同じ。

 

明日から2024年4月か。

今までで一番時間の流れが速く感じる第一四半期だったと思う。

本当にはやかった。がんばったね。お疲れ様でした。春を生きていこう。